ドイツ出張編・その1

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北の大地

まずは空港を突破じゃ

海外への渡航経験のないてんちょ、今回はのドイツ行きは職場の係長と一緒(ちなみ課長も同行するのだが、飛行機は別便でハンブルクで合流予定なのだ)ということで細かいことは全部係長任せの極悪平社員モードに移行済み(^^;。成田でルフトハンザのカウンターへ行って手続きを(係長が^^;)する。空港内で現金をあらかじめドイツマルクに替えておくのも忘れない(千葉銀行よりさくら銀行の方が円→マルクのレートはよかったね、もっとも、現地で替えた方がもっとよかったんだけど)。で、出国時のパスポートチェックも無事にこなして搭乗ゲートへ。無事に機中の人となりました。

それにしてもジャンボのエコノミーシート、幅はともかく前後のスペースの過酷なことよ。新幹線の三列シートが極楽に思えるほど狭い(T_T)。幸いなことに窓際三人がけでしかも一席は空き(すなわち、私と係長で三席占有状態^^;)ということで多少はリラックスできる。

てんちょは飛行機に乗るのはこれで二度め。最初は受験生の頃に国内線に乗ったぐらいだからかなり昔のことだったりする。とか考えているとサクッと離陸。しかし、離陸時の加速はいいねぇ。一般人が比較的に手軽に味わえる加速としてはかなりのものな気がする。

飛行機の中では、TVに表示されるGPSな情報が楽しい。成田から新潟方面へ飛び、日本海へ抜けた辺りで進路を北へ。そのまま大陸上空へ。離陸したのが確か11時前後で、時差は時間が遅れる方向へずれるわけだから、昼間が長く続くような感じ(ドイツに到着しても午後2時とかなのよ、機内で10時間以上経過してるのに)。天気も雲がほとんどない良好な状態で、おかげで下界の様子がよくわかる。シベリア上空を飛んでいくので、ツンドラやら流氷やら丸見えなんですよ、これが。

で、何枚か撮った写真からチョイスしたのが左の写真。下の方の真っ白いのが雪を被った大地で、まんなかのあたりのやや色が薄いトコロが流氷ビッシリの海です。翼のあたりのゴチャゴチャしてるのは窓についた霜ですな。こんな感じで「実物大の地図」が窓の下を通りすぎていきます。普通はすぐに飽きるんだろうけど、割とよく外を見てたのはてんちょが田舎者だからだろうか(笑)。

ちなみに機内食は出発直後と着陸直前の計2回。その他しょっちゅう飲み物をサービスに来るし、おやつも2〜3回ほど配っていたね。機内食は日本〜ドイツ航路ってことで和洋折衷。洋食のオカズに茶ソバついてたりとか。エコノミーシートが狭いことを除けばまあそれなりに快適でした、って狭いのが一番ツライんですけどね。



ドイツ上空

みよ、あれがドイツの大地ぢゃ

実物大の地図に見とれたり、居眠りしたり、機内上映の映画を見たりしているとなんだかんだでヨーロッパ上空に達する。スカンジナビア半島を一気に南下、いつの間にやらドイツ領空へ。目的地はフランクフルト空港、そこで飛行機乗り換えてハンブルクへと向かうのだだだ。

ドイツへ入ると眼下の景色が緑色になる。都市部は建物が多くて緑は減るけど、シベリア上空に比べればね。ちなみに右の写真は(多分)フランクフルト近辺。写っているのはライン川(のハズ)。

フランクフルトへ到着して、旅客ターミナルでまずはパスポートチェック。カウンターがEU加盟国とそれ以外にわかれていて、当然それ以外の方に並ぶ。自分の順番が来たので係員にパスポートを渡す。写真と顔をチェックして、パスポートにハンコをポンと押す。で、それだけ。「仕事か?観光か?」とかの質問も一切なしだったので「いや、戦闘っす!」とかゆーマニーな会話は当然なし(^^;

フランクフルトでは約2時間待ち。空港内でモデムの使えそうな公衆電話をみつけたので、係長が手持ちのPCで通信にチャレンジするも通信できず。仕方がないので空港内をうろつく。帰国の時もフランクフルト空港で乗り換え予定なので、お土産屋さんを調べておくのだ。知り合いから「ザワークラフトの缶詰」なんちゅー普通頼まれないものを頼まれちゃったのでどーすべとか思っていたんだけど、空港内にデリカテッセン(ま、コンビニですな)があったので一安心。

そうこうするウチに乗り換え便の時刻が近づいたので、国内便(もち、ドイツのね)のゲートへ行く。今度は機体はエアバスのようだ。席はやっぱりエコノミーだけど、今度は時間も短いので快適かどーかなんてあんまり関係ないだろう。あ、でもフライトアテンダントが英語で「飲み物いかがっすかぁ?」とか聞いてくるのでちとびびる(^^;。国際線の時は日本人のスチュワーデスだったんだよな。

離陸して、水平飛行に入って、飲み物のサービスが一巡した頃に着陸のために高度を下げていく。下降中の傾いた機体の中で飲み物のワゴンを押していくフライトアテンダントの兄ちゃん、あんたプロだぜ(^^;。でも兄ちゃんの耳には片ピアスが…(^^;

そうこうして無事にハンブルクに到着。荷物を受け取ってそのまま外へ…って入国時の荷物チェック受けてないような…仕事で使う機材がスーツケースに入っていたから、申請用の書類なんかも持っていたんだけど肩透かし食らった気分。ハンブルクの空港で別便で飛んでくる課長と合流するために到着ロビーからの出口に陣取る。回りでは家族とか恋人同士と思しきお出迎えシーンばっかり。ここで気付いたのは花束を持ってお出迎えしている人が結構多いこと。日本だと卒業式とか円満退社のお祝いとか、送り出す時に花束渡すような気がするんだけど、こっちでは逆なんだろうか?あと、空港内に犬を連れてきている人がとにかく多い!こーゆートコが文化の違いなんだろうな。


かくて一日目は終わりぬ

ハンブルクの空港で課長と無事に合流し、タクシーでホテルへ。タクシーの運ちゃんとのやりとりも上司に任せる極悪平社員のてんちょ(笑)。外は真っ暗な時間だったんだけど、よく見れば回りを走っているのはドイツ車ばっかり(当たり前^^;)。クルマ好きのてんちょとしてはこれは嬉しかったね。翌日以降もそうだけど、タクシーに乗っている時はとにかく回りのクルマばかり見てました、私(^^;

さて、明日からは仕事でハンブルクとハノーファーの往復だ、ということで課長、係長と相談して明日はICE(ドイツの新幹線)でハノーファーへ向かう事に決定。おやすみなさいということで自分の部屋に戻ってTVをつけると、番組はやっぱりドイツ語ばっかり(CNNとかも流してたから英語もあるんだけどね)。さっぱりわかんないっす(^^;ま、あきらめておやすみなさいと寝てしまう…って時差ボケで眠りが浅いのだ(T_T)。

(その2へ続く)


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