SUZUKA WORLD RALLY FESTA 2000 レポート

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ある日、鈴鹿サーキットから一通の郵便物が届きました。中には「鈴鹿ワールドラリーフェスタ2000」の開催の案内と、参加申込用紙が入っていました。昨年、同イベントのサーキット体験走行(要事前申込)を申し込んだ私としましては今年も行って走っちゃおう!というわけで体験走行を申し込んだのでした。

で、11月19日(日)に嫁さんと二人で鈴鹿へ行きました。途中で友人のN氏、N氏のご友人のD氏と合流して鈴鹿入りです。んでもって午後には友人のT氏も合流予定というスケジュールだったりします。

ストラトスレプリカ

まずは鈴鹿のピット裏のパドックを歩いてレプリカカーを眺めます。レプリカカーの目玉はアリタリアカラーのランチアストラトスでしょうか。ストラトスはどこへ行っても大人気で回りに人が集まっています。その他には外車だとフォードKaをベースにしたフォーカスレプリカとプジョー206のWRCレプリカ、フォードのエスコートWRCレプリカが展示されていました。

一方、国産車のレプリカというと、セリカだとST16x,18x,20xがほとんどなんですが、中に現行型ベースのカストロール模様とか、Gr.Bセリカのベースになった型のツインカムターボ仕様なんかがありました。三菱はランエボがほとんどで、後は歴代のランサーベースのレプリカという感じでしょうか。スバルはインプレッサがほとんどですがレガシィ、フォレスターベースもありました。

デルタレプリカ

で、この日の一番インパクトがあったのは写真のランチアデルタ(マルティニカラー)のレプリカなんですが、ベースが何だかわかりますか?実はコレ、スバルの昔の軽自動車をベースにフロントグリルなんかは手作りでレプリ化してあるというブツです。こういう正統派レプリカとはちょっと違う、いわば「外し技」なレプリカって大好きで(去年の有明のアルトワークス・カローラWRCとかも好き^^;)、レプリカカーコンテストではこの車を投票しておきました(コンテストでは、スバル特別賞とマルクアレン特別賞を貰っていたようです^^;)。

レプリカカーを見て回った後、パドックでイベントのアンケートに回答しました、このアンケート用紙がラリードライバーのデモ走行の同乗権の応募用紙になっているので真面目に回答しました(笑)。で、その後にピットエリアに展示してあるヒストリックラリーカーの展示を見に行きます。去年はここでいきなりフォードシエラRSを見てしまって目の正月だったわけですが、今年もいろいろなクルマが展示されていました。今年はアルピーヌA110が3台も展示されていたり、マルティニカラーでないラリー037があったりというあたりが目玉でしょうか。あと日産の240RSが2台並んでいたのもカッコよかったなぁ。この他、スバル所有のインプレッサWRC(本物)や来年仕様の展示用WRCカー、ランエボの本物なんかも展示されていたわけですが、このあたりはあちこちのイベントで見なれたせいかちょっとインパクト薄かったです(^^;

クルマの展示を一通り見終わったところで同行のみなさんと食事に行って、食事が済んだらピットエリアに戻ってラリードライバーのトークショーに備えてステージ前のいいポジションをゲットしました。 今回のトークショーのゲストは日本人ドライバーは三菱系の田口選手、奴田原選手、スバル系の桜井選手、勝田選手の4人。で、目玉となる外国人ドライバーのゲストはマルク・アレン氏です。

まずは日本人選手4人によるトークショーだったわけですが、勝田選手が司会のおじさんに「勝田選手は全日本チャンピオンになっていないわけですが(注:他の選手は全日本やアジパシのタイトルを持っている)、来年チャンピオンを獲ろうとしたら、何を頑張る必要がありますか?」と聞かれた時に、「うーん、やっぱり自分より上の人にアジパシなどの上にクラスに行ってもらうのがいいですねぇ」みたいなことを答えていてウケました。そうかと思えば、あちこちのイベントで客を笑わせている桜井選手がやっぱり司会のおじさんに「インプレッサWRCというのはどういうところがすごいわけですか?」との問いに「曲がるとか曲がらないとか加速がすごいとかそういうことではなくて、激しいグラベルをものともせず駆け抜けて行くあの足回りのすごさ、あれこそがWRCカーだと思います」というようなことを答えていて印象に残ってます。

マルク・アレン氏

で、日本人ドライバーのトークショーの後にいよいよマルク・アレン氏のトークショーです。この写真はその後のサイン会の時のものですが、とってもシブイおじさんです。見ていた私の方が舞いあがっていて彼がトークショーで何を喋っていたのかよく覚えていない(^^;のですが、スケジュール通りに一通りトークが終った時に、司会のおじさんはそのまま(進行予定の通りに)終ろうとした再にアレン氏、「せっかくだから(←と言ったかどうかは知らんけど^^;)、トークを聞いてくれたファンからの質問に答えたいと思います」みたいなことを言って急遽質問コーナー開催となったのでありました。こーゆーサービス精神の旺盛なところも含めてやっぱプロだなぁと思います。

トークショーが終った後(ちなみにデモラン同乗の抽選はしっかり外れましたT_T)、ヒストリックカーのパレードラン(アレン氏はラリー037に同乗!)やレプリカカーのパレードランがあったわけですが、レプリカカーのパレードラン開始前、スケジュール進行に余裕があったので観客をメインスタンド前のコース上に入れてしまって撮影タイムを設けたりと、イベント主催側のオーガナイズが好印象でした。来年もこーゆーノリでやって欲しいなぁ。

で、イベントの最後はチャリティーオークションだったのですが、この時私はサーキット体験走行の準備で別の場所にいたりしましてオークションに参加できませんでした。グループA車両の使用済みホイールとか、いい記念になりそうなんだったんだけど。

で、鈴鹿の東コースを愛車トゥインゴで3周ほど回ってイベントはお開きとなったのでした。で、市内でみんなと中華料理を食べた後、解散して帰路についたのでした。


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