[てんちょの部屋]

てんちょの趣味の部屋(小説編)


小娘オーバードライブ4・誰も知らない戦争(下)(笹本祐一著・ソノラマ文庫)

またしても笹本祐一さんである。相変わらずメカを暴れさせたらいい味出してます。そのクセ会話の軽妙さがいい感じなんだよね。むっちりむぅにぃさんのイラストが暴走気味ですが・・・(^^;。最後の方の展開の二転三転する様は、「ゲッ、まだそーくるか」つー感じで読んでてワクワクしますね。3巻の後書きで「キャラが作者より頭いいと困る」みたいなこと書いてますが、やっぱ苦労したんだろうなぁ(^^;。(98/04/09)


BREAK-AGE〜戦士たちの夏(篠崎砂美著・ログアウト文庫)

無事にゲットできました。まずはご報告まで。中身について書いたらあちこちからホーミングミサイル打ち込まれそうだしね(笑)(98/03/19)


彗星狩り・上(笹本祐一著・ソノラマ文庫)

「星のパイロット」の続編っす。作者の趣味丸出しでちょー燃える展開となっております。前作でB58をシャトルの発射母機にしただけじゃああきたらず、今回は空中で再ドッキングするなんざ・・・しかもこれがストーリーでいうとツカミにしかすぎないってのが・・・なんでこう荒唐無稽な話をいかにもありそうな話としてかけるかな、この人は。これでバーンストーマーの続き書いてくれたらいうことないんですけど・・・あ、小娘オーバードライブもね(笑)。(98/02/28)


プロジェクト・リムーバー(篠崎砂美著・電撃文庫)

航空宇宙軍史の未購入分を探しにお茶の水(書泉ブックマートと三省堂)まで足を伸ばしたら発見したので即ゲット。奥付を見たら、「97年11月25日初版発行」って書いてあるけどいいのかな(笑)、売ってたからいいんだろう、きっと(^^;。

というわけで、ウチからリンクの張ってある小説家・篠崎砂美さんの新刊です。実はまだあとがきとキャラ紹介ぐらいしか読んでないのですが(すんません^^;>砂実さん)、今度は「ムーバー」なる等身大のロボットが話のキーになる模様。まあ、今感想書いちゃうとフライングもいいとこだから、感想はもうちょっとしてからね(^^;(97/11/9)

んで、プロジェクトリムーバー(1巻)を読了しました。いやあ加也ちゃんらぶらぶ、じゃなくて、基樹お兄さん、いい性格してますなぁ(笑)。あーゆーとらえどころのない面白い人って好きですけどね。ちなみに加也ちゃんは、もう少し主人公にぞっこん(死語)な方が私好みですね。1巻のラストの時点では、まだ二つのストーリラインの絡みが少ないので若干離散的な印象を受けますが、伏線は張りまくってあるのでこれからが楽しみですね。
しかし、「ムーバー」=「キカイダー(仮面ライダーかメタルダーでも可)」+「ライデン」ですか?(^^;>砂美さん(97/11/17)


「航空宇宙軍史」シリーズ(谷甲州著・ハヤカワSF)

というわけでようやっとこのコーナーを埋めてみました(笑)。
最近通勤電車の中で読んでいるのがこのシリーズです。甲州さんの作品は学生時代に「軌道傭兵」のシリーズにハマってたんですが、なぜかこっちのシリーズの方は手を出してなかったんですね。で、なんの気なしに手を出してみたんですが、いやあ、やっぱ谷さんの小説はいいなぁ。何がいいって、技術関係の描写の重厚さがいいっす。しかし、第一次外惑星動乱、第二次外惑星動乱、汎銀河人との戦闘・・・って一体いつ完結するんだ(って作者が後書きで書いてるもんなぁ^^;)。で、

まで読了しました。いやー、谷さんの作品って、他のSFに比べると、ドラマチックに演出しようとしてないように見えます(航空宇宙軍史は歴史モノですから特にそうかも)。どちらかというと、事件の中の細かい事実を淡々と積み重ねていくことで重厚な説得力を醸し出すというかなんというか・・・。例えば人が死ぬ時も決してカッコよくは死ななくて、簡単にあっさりと(時には無様に)死んでしまうわけですが、その淡々とした描写が妙に印象的なんですね。まだまだ続刊のようだし、財布に悪いなぁ(^^;


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